映画

グッバイ・ママ

秋元康が松坂慶子を主演に迎えて映画初監督と脚本に挑んだハートウオーミングコメディ。突然、かつての恋人の子どもと同居するはめになったキャリアウーマンの困惑を綴る。

作詞家、プロデューサーとしてエンターテインメント界のトレンドを牽引する秋元による映画監督デビュー作。松坂演じる証券会社のキャリアウーマンと、以前彼女と交際していた男性の遺児である少年が、奇妙な同居生活の中で親子愛のような絆を育んでいく。少年役は当時子役の山崎裕太、共演は緒形拳、渡辺えり、室井滋など実力派がそろう。バブル時代にあった東京の風景やファッションも懐かしさを感じるだろう。主題歌ほかを提供したシンガー・ソングライターの竹内まりやが、終盤の成田空港の場面にカメオ出演した。