13年ぶりに来日するMETオーケストラ。その公演で歌われる「青ひげ公の城」をオペラで堪能。開けてはならぬ扉の先を、新妻は見てしまった……。
女性の愛を求め続ける青ひげ公と、禁断の扉を開けてしまった新妻ユディット。満たされぬ孤独と、愛するが故に心の内部に踏み込み過ぎた悲劇を描いたダークファンタジー。男と女の葛藤をみごとな心理描写で包むドラマティックな展開。作曲家バルトーク唯一のオペラで、陰影に富んだ音楽が物語を綴っていく。ヒッチコックの映画『レベッカ』に啓示を受けたと語るM・トレリンスキの演出は映画監督らしく、プロジェクションマッピングを駆使した斬新なビジュアルがみごと。6月に兵庫と東京で13年ぶりに来日公演を行なうMETオーケストラ(メトロポリタン歌劇場管弦楽団)のプログラムの出発点であり、その楽曲はあらゆる色彩の表現が要求される最高傑作の一つである「青ひげ公の城」。オペラ版でぜひご堪能を。収録日・収録場所
- 2015年2月14日/アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク メトロポリタン歌劇場
出演
役名 | 役者名 |
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青ひげ公 | ミハイル・ペトレンコ |
ユディット | ナディア・ミカエル |
スタッフ
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指揮ワレリー・ゲルギエフ
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演出マリウシュ・トレリンスキ
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