映画

ボーはおそれている

「ミッドサマー」の鬼才Ａ・アスターが監督し、「ジョーカー」のＪ・フェニックスが主演。母親が怪死したため帰省する途中、中年男性が体験する、悪夢のような旅路を描く。

「ヘレディタリー／継承」「ミッドサマー」という衝撃的ホラー2本で世界中の映画ファンを驚かせたアスター監督が本作でも米国の製作会社A24（「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」）と組み、今回はホラーではなく野心的スリラーにチャレンジ。しかし、不幸に不幸が重なる展開はシュールで、どこか主人公の苦境を笑って見ているようで、ブラックユーモアがふんだんなコメディでもあると監督は語っている。主演は「ジョーカー」の熱演で第92回アカデミー賞の主演男優賞に輝いたフェニックス。