映画

嘘喰い

横浜流星が天才ギャンブラーを演じるサスペンススリラー。“嘘喰い”の異名を持ち、かつてすべてを失った天才ギャンブラーは仲間とともに、凶悪ないかさま師に勝負を挑む。

迫稔雄の人気ギャンブルコミックを、「スマホを落としただけなのに」シリーズの中田秀夫監督が実写映画化。横浜が演じる、相手の嘘を見破って勝負に勝つ天才ギャンブラー斑目と、彼に助けられたことで相棒となる佐野勇斗演じる梶のバディムービーという趣に、斑目と対戦するいかさま師たちの息詰まる戦いが相まって緊張感の中にもユーモアがちりばめられた展開が楽しい。後に斑目の立会人となる夜行役の村上弘明がいい味を出し、斑目の最大のライバル、三浦翔平が演じる佐田国とのクライマックスの戦いに手に汗握る。