映画

遠き落日

貧しい農家に生まれ育ち、苦学を積み重ねた末、細菌学の世界的な権威となった野口英世。彼の波乱に満ちた生涯を、母親シカとの固い絆を主軸に綴った感動の伝記映画。

明治9年、福島県の貧しい農家に生まれた英世は、まだ1歳の幼いころ、左手に大やけどを負い、以後、不自由な生活を強いられることに。16歳のとき左手の手術を受け、それをきっかけに自ら医学の道を志すようになった彼が、幾多の苦難を乗り越え、細菌学の世界的な権威へと成長していくさまを、「ハチ公物語」の神山征二郎監督が感動的に描写。当時、「君が嘘をついた」などのトレンディドラマで人気を博していた三上博史が主人公の英世、そしてその母シカには「Wの悲劇」の三田佳子が扮して、それぞれ熱演を披露。