映画

ペイント・イット・ブラック

イタリア映画ながらニューヨークのアート業界を舞台の一部にした、オフビートなネオノワールアクション。「マッチポイント」のＪ・リス＝マイヤーズなど豪華キャスト共演。

イタリアのA・D・ヴァレ監督が国際的なスター陣を起用し、米国のポップカルチャーにオマージュをささげたような異色の犯罪アクション。まず映画に関してはクエンティン・タランティーノ監督の作品、特に「パルプ・フィクション」からの影響が大きく、時制が前後する構成、タランティーノ作品への出演が多いM・マドセンの起用に映画ファンならにやり。アンディ・ウォーホルなど米国のアートへの愛情もたっぷりだ。ヴァレ監督独自のパスティーシュと、先が読めない展開を楽しみたい。WOWOWの放送が日本初公開。