映画

スウィート・シング

逃走しよう、自由になれる場所へ。ダメな親たちを後にして冒険の旅に出た１０代の姉弟の姿を甘美に描き、第７０回ベルリン国際映画祭でクリスタルベア賞に輝いた魅惑作。

スティーヴ・ブシェミ主演の「イン・ザ・スープ」や、あのクエンティン・タランティーノ監督らと競作したオムニバス映画「フォー・ルームス」などで知られる米インディペンデント映画界の雄、A・ロックウェル監督。日本での劇場公開は25年ぶりとなる本作では、主役の姉弟に実の子どもたちを据えたほか、彼らの母親役に愛妻のK・パーソンズ、父親役には親友のW・パットンを起用。第70回ベルリン国際映画祭では、青少年を対象にした映画部門の最優秀作品賞に当たるクリスタルベア賞に輝き、高い評価を得た。