映画

スイング・ステート

２０１６年の米国の大統領選挙の後、ある地方の町長選挙が重要に……。「４０歳の童貞男」のＳ・カレルが主演し、近年の世界の民主主義に疑問を投げ掛けた社会派コメディ。

人気男優であり名プロデューサーでもあるB・ピットらが製作総指揮。ユーモラスながら知的で意欲的な社会派コメディ。“スイング・ステート”とは、米国の大統領選挙において2大政党、民主党と共和党の支持率が拮抗しがちな州。本作の舞台であるウィスコンシン州もその一つで、首都ワシントンからそこに乗り込んだ民主党のエリートが悪戦苦闘する姿をユーモラスに描写。監督・脚本などを務めたJ・スチュワートは第78・80回のアカデミー賞で司会を務めた米国の国民的コメディアン。高い知性を本作でも発揮した。