古舘伊知郎がステージでたったひとり、マイク1本で2時間語り続ける伝説のトークライブが6年ぶりに復活。苦渋の無観客を経て開催された有観客ライブの模様をお届け。
“トークでブルースを奏でる”をコンセプトに、古舘伊知郎がマイクを片手に猛烈な勢いで2時間しゃべり続けるスタイルで人気を博す伝説的トークライブ「トーキングブルース」。1988年から2003年までの16年間毎年開催され、まさに古舘のライフワークともいえるイベントだ。1998年に「第7回スポニチ文化芸術大賞優秀賞」を受賞し、同年にはニューヨーク公演も実施。“ひとりしゃべりの最高峰”とも称された。その後休止期間を挟み、2014年に11年ぶりに一夜限りの復活を果たした。コロナ禍に見舞われた2020年は6年ぶりに開催予定だった公演が延期となり、8月に苦渋の無観客ライブを実施。そしていよいよ待望の有観客でのライブが、12月に東京・恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンホールで開催された。
過去には「日本史」や「シェイクスピア」「お経」「脳」などさまざまなテーマで、古舘自身の生活や生き方をネタに、世の中を自分の鏡に、自分を世の中の鏡として人々の嘆きの真意を問い掛けてきた。そんな古舘が今語る悲しみ、嘆き、苦しみとはどのようなものか、ぜひ耳を傾けていただきたい。
収録日・収録場所
- 2020年12月5日/東京 恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンホール
出演
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古舘伊知郎