映画

霧の中の少女

田舎町で起きた少女失踪事件。カリスマ警部は事件を誘拐と断定、メディアを扇動して犯人をあぶりだそうとするが……。イタリアの推理作家が自ら監督して自著を映画化。

「六人目の少女」などが日本でも翻訳されているイタリアの推理作家D・カッリージが、初の監督に挑んで自著（未邦訳）を映画化したミステリー。メディアを操って容疑者を追い詰めるというカリスマ警部の型破りな捜査の行方をスリリングに綴る。「修道士は沈黙する」などのT・セルヴィッロが主人公の警部役に扮した。共演は、警部の扇動に乗せられたマスコミによって容疑者に仕立てられていく学校教師役を「カラヴァッジョ　天才画家の光と影」のA・ボーニ、警部に協力する精神科医役にJ・レノなど。