映画

マザーレス・ブルックリン

ハリウッドスターのＥ・ノートンが主演・監督などを務め、Ｗ・デフォー、Ｂ・ウィリスら豪華共演陣が結集。１９５０年代のニューヨークで私立探偵のチームは大事件に挑む。

「アメリカン・ヒストリーX」「バードマン　あるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）」などでアカデミー賞に3度ノミネートされた、人気実力派男優ノートン。彼が主演に加え、「僕たちのアナ・バナナ」以来19年ぶりとなる2回目の監督、初めての脚本に挑んだ、異色のハードボイルドサスペンス。J・レセムによる原作小説が背景にしていた1999年を1957年に置き換えたり、ノートンが演じる主人公がチック障害であるなど典型的なハードボイルドに収まらない、数々のオフビートな味わいが印象に残る意欲作だ。