テレビ・ラジオ・ステージで活躍を続ける山里亮太。人間の森羅万象を映し取ってしゃべりに反映する現代の語り部の生きる技術=しゃべり芸人であることを追う。
テレビの“影アナ”に始まり、ラジオ、2時間を超える単独ライブと、2019年は総計700時間余りをしゃべり続けた芸人・山里亮太。かつていじられキャラとして受け身の姿勢だった彼が、今や現代を代表する攻めのしゃべり芸人となった、その卓越した“しゃべり”の源泉を探るドキュメンタリー。高みを目指し、ステージを踏んで、しゃべり続け、今やライフワークとなった単独ライブ「山里亮太の140」では、観客はあっという間の2時間が終わってしまうことを惜しむ。そうして山里は、テレビ、ラジオ等でも独特のしゃべり芸人としての地位を確立していった。
そして2020年2月に上演された、山里亮太のモノローグで描かれ、2時間しゃべり続ける妄想活劇舞台「山里亮太の1024」も大好評のうちに終演した。番組では、山里の単独ライブに密着し、どのようにしてネタが作り出されていくのかに迫り、さらに独占インタビューでは、初の単独ライブからこれまで、彼がいかにしてしゃべり芸人になっていったのか、その道のりや葛藤を問い掛ける。しゃべることに自らの生き方を見いだした彼が、未来に目指すしゃべりの楽天地とは…?