陽光あふれる地中海、美丈夫の海賊たちが美女をめぐり大立ち回りをする空想ロマン・バレエ。マリインスキーの至宝アリーナ・ソーモワが世紀の美女を演じる。
クラシック・バレエの父、マリウス・プティパが生み出した多くの古典の名作を最も美しいスタイルで今に伝えているマリインスキー・バレエ団。この歴史あるバレエ団によって上演された壮大な空想ロマン・バレエ「海賊」をお届けする。19世紀に活躍した詩人ジョージ・ゴードン・バイロンの詩に基づいて創作された、オスマン帝国が支配していた地中海を舞台にした海賊たちによる愛と冒険のステージ。【ストーリー】
海賊たちを乗せた船が嵐で難破し、海辺に首領のコンラッド(ティムール・アスケロフ)、アリ(キミン・キム)、ビルバント(イスロム・バイムラードフ)の3人が打ち上げられる。そこにギリシャの若い娘メドーラ(アリーナ・ソーモワ)が通り掛かり、3人は助け出される。そしてお互いを一目見て、惹かれ合うコンラッドとメドーラ。コンラッドたちが海賊だと知ったメドーラは、トルコ軍から彼らを隠そうとする。しかし、メドーラと友人のギュルナーラ(ナデージダ・バトーエワ)はトルコ軍によって捕らえられ、奴隷商人のランケデム(フィリップ・スチョーピン)に引き渡されてしまう。
奴隷市場では、富豪のパシャ(ソスラン・クラエフ)たちの前で、捕らえられてきた娘たちが次々と売りに出されていた。そこでメドーラが競売にかけられると、奴隷を買いに来た商人に変装したコンラッドたちが姿を現わし、ランケデムと戦いを繰り広げる。
演目
- 「海賊」
収録日・収録場所
- 2019年6月/ロシア・サンクトペテルブルク マリインスキー劇場
出演
役名 | 役者名 | 役割 |
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アレクセイ・レプニコフ | 指揮 | |
コンラッド | ティムール・アスケロフ | 出演 |
メドーラ | アリーナ・ソーモワ | 出演 |
ギュルナーラ | ナデージダ・バトーエワ | 出演 |
ランケデム | フィリップ・スチョーピン | 出演 |
ビルバント | イスロム・バイムラードフ | 出演 |
アリ | キミン・キム | 出演 |
パシャ | ソスラン・クラエフ | 出演 |
スタッフ
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原振付マリウス・プティパ
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振付ピョートル・グーセフ
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音楽アドルフ・アダン
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音楽チェーザレ・プーニ
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音楽レオ・ドリーブ
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音楽リッカルド・ドリゴ
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音楽ペーター・オルデンブルク