映画

ソローキンの見た桜

日露戦争時、愛媛県松山市に実在したロシア兵捕虜収容所を舞台に、捕虜となったロシア人将校と、収容所で働く日本人看護師との許されざる恋を綴った悲恋ラブストーリー。

愛媛県のAMラジオ局・RNB南海放送で制作されたラジオドラマを原作に、ロシア人将校と日本人看護師との秘めたる恋を綴った“日露戦争時代のロミオとジュリエット”的な悲恋ドラマ。「孤狼の血」「2つ目の窓」などの阿部純子が、片言の会話を通じていつしかロシア人将校ソローキンに惹かれていく看護師とその子孫をひとり2役で熱演する。一流国として認められるため、捕虜に外出や飲酒の自由も認めるなど、ハーグ条約を最大限に遵守した当時の日本の方針なども忠実に再現されたディテールにも注目だ。