映画

アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場

フィンランドでは誰もが知る国民的な有名人気作というＶ・リンナの名作戦争小説の３度目の映画化作品で、同国映画史上、最高の興収記録を樹立した大ヒット戦争映画巨編。

1939年から翌40年、フィンランドと旧ソ連の間で生じた〈冬戦争〉に続いて、1941年から44年にかけて両国の間で〈継続戦争〉が勃発。〈冬戦争〉でソ連に奪われた領土を取り返すべく、フィンランドの兵士たちが熱き死闘を繰り広げることに。この〈継続戦争〉を題材にしたリンナの名作小説を、同国きっての名匠、「4月の涙」のA・ロウヒミエス監督が入魂のタッチで映画化。祖国のために戦った無名兵士たちの姿を誇らしく描いた本作は、現代の観客にもアピールし、同国映画史上最高の興収記録を打ち立てた。