「不可能なものが欲しい」―。菅田将暉が若き暴君カリギュラに挑む。伝説的なカミュの傑作を栗山民也が演出した話題作。菅田将暉は、第27回読売演劇大賞男優賞を受賞。
2019年、俳優デビューから10年を迎えた菅田将暉。これまで数々の作品で高い演技力を見せ、今最も注目を集める彼が挑んだ衝撃の舞台「カリギュラ」をお送りする。【ストーリー】
最愛の妹ドリジュラが急死し、宮殿から姿を消したローマ帝国の皇帝カリギュラ(菅田将暉)。3日後、人々の前に姿を現わしたカリギュラは、貴族、平民を問わずあらゆる民から財産を徴収すると宣言し、人々を混乱に陥れる。しかし、これはほんの序章に過ぎなかった…。
それから3年。カリギュラは処刑、横領、貴族の妻を公営売春宿で働かせる、市民の食料保管庫を閉鎖して飢饉を起こすなど、暴虐の限りを尽くす。誰もがカリギュラを恐れる中、愛人のセゾニア(秋山菜津子)は彼の理解者であろうと寄り添い、元奴隷の忠臣エリコン(谷田歩)は彼に従い続ける。
詩人のシピオン(高杉真宙)は、父を殺されながらも、詩を通してカリギュラと心を通わせてゆく。臣下のケレア(橋本淳)は、これ以上カリギュラを生かしておけないと暗殺を計画。カリギュラは自らの命の危険を知りながらも止まることなく、破滅の道へと進んでいく…。
収録日・収録場所
- 2019年11月13日/東京 新国立劇場 中劇場
出演
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菅田将暉
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高杉真宙
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谷田歩
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橋本淳
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秋山菜津子
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他
スタッフ
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作アルベール・カミュ
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翻訳岩切正一郎
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演出栗山民也