“狂言師・究極の舞”「三番叟(さんばそう)」が野村万作、萬斎、裕基の野村家三代によって三者三様にパリで披露された。万作・萬斎共演による「月見座頭」も放送。
パリを中心に開催されたフランスの大規模な文化芸術イベント「ジャポニスム2018:響きあう魂」で2018年9月に披露された演目「三番叟」。狂言の第一線で活躍する野村万作、萬斎、裕基の野村家三代によって三者三様に行なわれ、多くのパリの観客を魅了した伝統ある舞台を放送する。さらに、万作と萬斎が親子共演し、人間の持つ善悪の二面性を表した名作「月見座頭」も併せてお届けする。両作品は、日本を代表する現代美術作家・杉本博司が構成・美術を手掛け、伝統芸能と現代美術が融合することによって“拡張した古典”を具現化した舞台空間となっている。【三番叟(さんばそう)】
五穀豊穣を願う神事として行なわれていたといわれている。歌舞伎や人形浄瑠璃にも取り入れられており、歌舞伎舞踊や、人形浄瑠璃開幕前の祝言の舞として披露されている。また、民俗芸能としても日本各地に伝承された神事として知られている。
【月見座頭】
狂言の中でも屈指の名作。人の心に広がる闇が描かれており、ドラマ性のある物語の結末は、深い余韻を感じさせる演目となっている。中秋の名月の夜、盲目の男・座頭(野村万作)は月見をしに来た上京(かみぎょう)の男(野村萬斎)と出会う。お互い意気投合して歌を詠み機嫌良く別れるが、上京の男は引き返し、別人のふりをして座頭の前に現われる。
演目
- 三番叟、月見座頭
収録日・収録場所
- 2018年9月19日~21日/フランス・パリ パリ市立劇場 エスパス・カルダン
【『三番叟』(9月21日)】
出演
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三番叟野村裕基
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千歳深田博治
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後見野村萬斎
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後見月崎晴夫
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地謡高野和憲
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地謡中村修一
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地謡内藤連
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地謡飯田豪
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笛竹市学
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小鼓飯冨章宏
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小鼓吉阪一郎
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小鼓鵜澤洋太郎
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大鼓亀井広忠
スタッフ
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主催国際交流基金
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主催パリ市立劇場
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共催公益財団法人小田原文化財団
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共催フェスティバル・ドートンヌ・パリ
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制作協力公益財団法人せたがや文化財団 世田谷パブリックシアター
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構成・美術杉本博司
【『三番叟』(9月19日)】
出演
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三番叟野村萬斎
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千歳野村裕基
-
後見深田博治
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後見月崎晴夫
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地謡高野和憲
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地謡中村修一
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地謡内藤連
-
地謡飯田豪
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笛竹市学
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小鼓飯冨章宏
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小鼓吉阪一郎
-
小鼓鵜澤洋太郎
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大鼓亀井広忠
スタッフ
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主催国際交流基金
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主催パリ市立劇場
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共催公益財団法人小田原文化財団
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共催フェスティバル・ドートンヌ・パリ
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制作協力公益財団法人せたがや文化財団 世田谷パブリックシアター
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構成・美術杉本博司
【『三番叟』(9月20日)】
出演
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三番叟野村万作
-
千歳野村裕基
-
後見深田博治
-
後見月崎晴夫
-
地謡高野和憲
-
地謡中村修一
-
地謡内藤連
-
地謡飯田豪
-
笛竹市学
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小鼓吉阪一郎
-
小鼓鵜澤洋太郎
-
小鼓飯冨章宏
-
大鼓亀井広忠
スタッフ
-
主催国際交流基金
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主催パリ市立劇場
-
共催公益財団法人小田原文化財団
-
共催フェスティバル・ドートンヌ・パリ
-
制作協力公益財団法人せたがや文化財団 世田谷パブリックシアター
-
構成・美術杉本博司
【『月見座頭』(9月21日)】
出演
-
盲目の男野村万作
-
上京の男野村萬斎
-
後見中村修一
スタッフ
-
主催国際交流基金
-
主催パリ市立劇場
-
共催公益財団法人小田原文化財団
-
共催フェスティバル・ドートンヌ・パリ
-
制作協力公益財団法人せたがや文化財団 世田谷パブリックシアター
-
構成・美術杉本博司