映画

モリのいる場所

山﨑努と樹木希林という２大名優が、実在の伝説的画家・熊谷守一とその妻に扮し、その独特のユニークな暮らしぶりが観客を魅了した感動作。監督は沖田修一。

30年間ほとんど自宅の外へ出ず、庭の草花や生物を飽かずに眺めては絵に描き続けた実在の伝説的画家、愛称モリこと熊谷守一と、そんな彼にそっと寄り添いながら半世紀以上の歳月をともに歩んだ愛妻の秀子。本作では、昭和49年、当時94歳だったモリの最晩年の日常生活に焦点を当て、「モヒカン故郷に帰る」の沖田監督が、モリ夫婦と彼らを取り巻く周囲の人々が織り成す人間模様を、ユーモラスに活写。山﨑＆樹木という老優2人が味わい深い演技を披露したほか、加瀬亮、三上博史ら共演陣も豪華多彩。