映画

いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち

イタリアの社会派コメディ「いつだってやめられる」シリーズの第２作。刑務所に入った神経生物学者ピエトロにチャンスが。彼は仲間たちと、あるドラッグの撲滅に協力する。

前作「いつだってやめられる　7人の危ない教授たち」の大ヒットを受け、3年後に作られた続編2部作の前編。E・レオ演じる神経生物学者ピエトロが警察と取引し、釈放を条件にスマートドラッグ撲滅に協力するという、前作とはまったく逆の立場なのが面白い。おなじみの面々がそれぞれの頭脳を活かしてドラッグの成分を分析し、摘発していくのが痛快だ。後半ではさらなる強敵が現われ、うまくいったはずの計画が意外な方向に進み、前作より増したひねりの効いた展開で第3作への期待を高める橋渡しもニクい。