市川染五郎(現・松本幸四郎)、天海祐希、伊原剛志らが出演。人と鬼との千年悲劇の幕が開く。その先にあるのは、滅びか救いか…。エンターテインメントの神髄がここに!
主演の市川染五郎(現・松本幸四郎)は壮絶な過去を持つ浪人・病葉出門(わくらばいずも)を演じ、圧倒的な存在感で舞台を牽引。出門に近づく謎の女つばきを演じるのは天海祐希。「修羅天魔〜髑髏城の七人 Season極」で主演を務めた彼女の劇団☆新感線初参加作品となる。敵役・邪空のすさまじい執念を体現したのは伊原剛志。染五郎との鬼気迫る立ち回りは圧巻だ。共演者には、夏木マリ、近藤芳正、小市慢太郎、高田聖子、橋本じゅんと個性あふれるキャストが勢ぞろい。【ストーリー】
“阿修羅”―それは鬼の王。阿修羅が目覚めるとき、逆しまの天空に不落の城が浮かび、やがて現世は魔界に還る…。
時は文化文政、江戸の町に忽然と現われた人を襲う鬼たち。闇にうごめく異形の一群を退治するための特務機関“鬼御門(おにみかど)”が組織され、人と鬼との戦いが日夜繰り広げられていた。浪人の病葉出門(松本幸四郎)はかつて鬼御門に所属し“鬼殺し”と恐れられる腕利きの魔事師だったが、ある事件を境にそれまでの一切を捨てた男。しかし謎の女つばき(天海祐希)との出会いが彼の運命を狂わせる。つばきを執拗に追う鬼御門の邪空(伊原剛志)の存在、さらに鬼を率いるあやかしの美惨(夏木マリ)。阿修羅の復活の先にあるものとは…。人と鬼との飽くなき殺戮の時が始まる。
収録日・収録場所
- 2003年8月26日/東京 新橋演舞場
出演
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松本幸四郎
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天海祐希
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夏木マリ
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高田聖子
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橋本じゅん
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小市慢太郎
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近藤芳正
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伊原剛志
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他
スタッフ
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作中島かずき
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演出いのうえひでのり