2004年に七代目市川染五郎(現・松本幸四郎)、鈴木杏、佐藤アツヒロらが出演したド派手な舞台。新感線エンターテインメントの神髄がここに。
2004年は春に“アカドクロ”を上演。そして、秋にキャスト・演出を変更して上演されたが、この“アオドクロ”。作品について、演出のいのうえひでのりは、歌や踊りを交えたド派手な舞台は、まさに新感線エンターテインメントの集大成、とコメント。また、制作発表記者会見で七代目市川染五郎は、「(1997年に上演された)7年前に初めて観たときの感動とショックを、今度は自分が舞台の上から伝えたい」と語った。お届けするのは、数十台ものカメラで撮影した映像を編集し、映画館で上映した「ゲキ×シネ」作品。
【ストーリー】
時は織田信長が逆臣の手に掛かってから8年が過ぎた天正18年。自らを“天魔王”と名乗る黒甲冑の武装集団“関東髑髏党”の首領は、関東の大平野にそびえる漆黒の城“髑髏城”を根城にしていた。この天魔王こそが、天下統一を目指す豊臣秀吉の前に立ちはだかる最後にして最大の敵だった。
ある日、髑髏党に追われる女・沙霧を行き掛かりから助けた狸穴二郎衛門と“玉ころがしの捨之介”は、女を隠すのには好都合だと色街、無界の里に向かう。そこで捨之介は、無界屋の主人で昔なじみの無界屋蘭兵衛と再会する。そんな無界の里にも髑髏党の手が伸びてきた。髑髏党に立ち向かう決意を固めた捨之介。彼は沙霧、二郎衛門、蘭兵衛、無界屋の遊女・極楽太夫、謎の刀鍛冶・贋鉄斎ら7人で髑髏城へと乗り込んで行く。
収録日・収録場所
- 2004年10月/東京 日生劇場
出演
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松本幸四郎
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鈴木杏
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池内博之
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ラサール石井
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高田聖子
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三宅弘城
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粟根まこと
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高杉亘
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川原和久
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佐藤アツヒロ
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他
スタッフ
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作中島かずき
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演出いのうえひでのり