映画

CUB／カブ－戦慄のサマーキャンプ－

キャンプ訓練にやって来たカブスカウトの少年と引率隊員たちが、森に潜む怪しい影に襲われる。シッチェス国際映画祭でみごと監督賞に輝いた新鋭Ｊ・ゴーファートの初長編。

まだボーイスカウトに参加する年齢に満たない子どもたちを対象にした“カブスカウト”のキャンプ訓練が惨劇の現場へと変わる。初の長編作品ながら、伝統あるファンタスティック映画の祭典シッチェス国際映画祭で監督賞を受賞した新鋭J・ゴーファート監督の注目作。子どもが多く登場するということもあって直接的な残酷描写こそ少ないのだが、不気味なムード作りと暗闇を使った巧みな演出、そして後味の悪いエンディングでデビュー作とは思えない強烈な印象を残す。期待の監督の才気をチェックしておきたい。