映画

ビルマの竪琴(1985)

巨匠・市川崑監督が、かつて１９５６年にも映画化した竹山道雄の同名小説を約３０年ぶりに自らリメイク。当時の日本映画史上第２位の配給収入を記録した珠玉の感動ドラマ。

市川崑監督が、竹山道雄の同名小説をもとに1956年に発表し、彼の初期の代表作の1本となった「ビルマの竪琴」。当初予定していた海外ロケやカラーでの撮影が叶わず、未練が残った入魂の企画を、約30年ぶりにセルフリメイク。今回ついに海外ロケやカラー撮影を果たしたのに加え、太平洋戦争の終戦前後、仲間たちの霊を弔うため、僧侶となってビルマ（現ミャンマー）の地に留まる元日本兵の主人公を、若き中井貴一がしみじみと好演。当時の日本映画史上第2位の配給収入を記録して大ヒットし、絶賛を博した。