成瀬巳喜男監督が「めし」「稲妻(1952)」に次いでみたび林芙美子の小説を映画化。腐れ縁の仲の男女を森雅之と高峰秀子が好演した日本映画史上屈指の名作メロドラマ。
1943年、幸田ゆき子は、タイピストとして当時日本が進駐していた仏印のダラットに渡り、先に同地に赴任していた農林省技師の富岡と出会う。富岡には内地に残した妻がいたが、ゆき子は彼と恋に落ち、互いに愛し合うようになる。終戦後、ひと足先に帰国した富岡を追ってゆき子も日本に戻り、東京の彼の家を訪ねるが、離婚すると言っていた富岡は、まだ妻とともに生活していた。それでも2人はなお、腐れ縁の関係を続け…。作品データ
- 制作年/1955
- 制作国/日本
- 内容時間/124分
- ジャンル/ドラマ・ラブロマンス/青春
出演
役名 | 役者名 |
---|---|
幸田ゆき子 | 高峰秀子 |
富岡 | 森雅之 |
富岡邦子 | 中北千枝子 |
おせい | 岡田茉莉子 |
向井清吉 | 加東大介 |
スタッフ
-
監督成瀬巳喜男
-
脚本水木洋子
-
撮影玉井正夫
-
音楽斎藤一郎