映画

高台家の人々

口下手で不器用で、“妄想”大好きＯＬの前に現われたのは、人の心が読めるイケメンのエリート男子だった。綾瀬はるかと斎藤工が共演したロマンティックラブコメディ。

「ごくせん」「デカワンコ」で知られる森本梢子の人気コミックを、「ショムニ」ほか数々のドラマを手掛け、「映画　謎解きはディナーのあとで」で映画監督デビューも果たした土方政人監督が実写映画化。シリアスからコメディまで幅広く演じる綾瀬がコメディエンヌとしての才能を発揮し、不思議ちゃん的なヒロインをいきいきと演じた。斎藤や現在ブレイク中の坂口健太郎など、世の女性を騒がせるイケメンたちの共演にも注目だが、劇中で数々の役柄をこなし、場面をさらってみせる塚地武雅の芸達者ぶりにも舌を巻く。