トニー賞10部門を受賞した、ミュージカル「ビリー・エリオット」の日本版が誕生するまでに密着。オーディションを勝ち抜いた少年たちが成長する姿に迫る。
延べ17万人を動員した2017年夏の話題作、ミュージカル「ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜」日本版の初演までに密着した。本作品は、大ヒットした映画『リトル・ダンサー』をスティーヴン・ダルドリーが映画に続いて演出し、エルトン・ジョンが音楽を手掛け、2005年にミュージカル化。その後ブロードウェイなど世界中で上演され、トニー賞をはじめ80以上の演劇賞を獲得するに至った。そんな名作が、2017年7月からついに日本人キャストで上演された。炭鉱不況にあえぐイングランド北部の街を舞台に、少年ビリーがバレエに出会い、名門ロイヤル・バレエ・スクールの受験を目指すうちに、反対していた父や周囲の人々の心にも変化をもたらしていくというストーリー。
主役となるビリー役には、応募総数1346人の中から変声期を迎える前の少年たちが約1年間に及ぶトレーニングを経て選出された。このミュージカルではバレエのほか歌や演技、タップダンスなど多岐にわたる技術が要求され、選ばれた少年たちは海外のクリエイティブチームによる綿密な稽古を経て、本番を迎えた。果たして今まで大きな舞台に立ったことのない彼らは、約3カ月半に及ぶロングラン公演を乗り切ることができるのか。番組では、オーディションから少年たちに密着し、そうそうたる国内外のコーチ陣の指導を受けながら成長していく姿を、開幕のその時まで追った。(2017年)
出演
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ナレーション林遣都