ロイヤル・バレエ団によるロマンティックバレエの不朽の名作。愛する男に裏切られ、自死して亡霊となっても、なお男への真心を貫こうとする村娘ジゼルの恋を描く。
英国ロイヤル・バレエ団は1931年創設の王立バレエ団。かつてプリンシパルを務めた熊川哲也や吉田都ら、日本人の在籍者が多いことで知られる。今回放送するのは「白鳥の湖」と並ぶ古典の傑作でロマンティック・バレエの「ジゼル」。2016年、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウス公演を収録。【ストーリー】
踊りの好きな村娘ジゼルに恋をした伯爵のアルブレヒトは、名と身分を偽り彼女に接近、相思相愛の仲となる。だが、ある日アルブレヒトの婚約者バチルドの一行がジゼルの住む村を訪れる。ジゼルとアルブレヒトの仲をやっかんでいた森番のヒラリオンはアルブレヒトの正体を見抜き、村人やバチルドらの前ですべてを暴露。ジゼルは狂乱状態に陥り、自ら命を絶ってしまう。夜、ヒラリオンとアルブレヒトが森の中の彼女の墓を訪ねるが、彼女は婚礼の前に亡くなった女性たちが姿を変えた亡霊“ウィリ”になっていた。ウィリには自分たちを裏切った男を死ぬまで踊らせる習性があり、踊り疲れたヒラリオンが絶命してしまう。だが、ジゼルは必死にほかのウィリからアルブレヒトを守ろうとするのだった。
収録日・収録場所
- 2016年4月6日/イギリス・ロンドン ロイヤル・オペラ・ハウス
出演
役名 | 役者名 | 役割 |
---|---|---|
バリー・ワーズワース | 指揮 | |
ジゼル | マリアネラ・ヌニェス | 出演 |
アルブレヒト | ワディム・ムンタギロフ | 出演 |
ヒラリオン(森番) | ベネット・ガートサイド | 出演 |
ウィルフリード(アルブレヒトの従者) | ヨハネス・ステパネク | 出演 |
ベルタ(ジゼルの母) | エリザベス・マクゴリアン | 出演 |
クールラント公 | ギャリー・エイヴィス | 出演 |
バチルド(クールラント公の令嬢) | クリスティーナ・アレスティス | 出演 |
狩りのリーダー | ジョナサン・ハウエルズ | 出演 |
パ・ド・シス | 崔由姫、アレクサンダー・キャンベル、フランチェスカ・ヘイワード、アクリ瑠嘉、ヤスミン・ナグディ、マルセリーノ・サンベ | 出演 |
ミルタ(ウィリの女王) | イツァール・メンディザバル | 出演 |
モイナ(ミルタのお付き) | オリヴィア・カウリー | 出演 |
ズルマ(ミルタのお付き) | ベアトリス・スティックス=ブルネル | 出演 |
スタッフ
-
音楽アドルフ・アダン
-
振付マリウス・プティパ
-
演出・追加振付ピーター・ライト
-
演奏ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団