映画

御用金

フジテレビが日本のＴＶ局としては初めて映画製作に乗り出し、監督に五社英雄、そして仲代達矢、萬屋錦之介、丹波哲郎ら、豪華スターを主役陣に集めて放った時代劇大作。

フジテレビが、東京映画との共同製作で初めて映画製作に乗り出した記念すべき第1作。監督には当時、フジテレビの社員ディレクターという枠を超えて「三匹の侍」などで映画監督としても活躍していた五社英雄を、また主役陣には名だたる看板スターたちを一堂に取りそろえて本作の企画がスタート。主役陣のひとりに配役されていた三船敏郎が途中降板して、萬屋錦之介が急遽代役を務めたり、映画とTVスタッフとの間で摩擦が生じたりする中、迫力に満ちた時代劇大作が完成し、劇場公開されるや大ヒットとなった。