映画

赤い玉、［R15＋指定版］

初老の映画監督と、彼を翻弄する女子高校生との関係を通じ、生と性の葛藤を描く。ベテラン高橋伴明監督が奥田瑛二を主演に、「愛の新世界」以来の本格官能ドラマに挑む。

「禅　ZEN」「BOX　袴田事件　命とは」など、近年は重厚な作品を手掛けることが多かったベテラン高橋伴明監督が、1994年の「愛の新世界」以来久々となる本格官能ドラマに挑んだ意欲作。本業の映画監督は開店休業状態で、大学講師として教鞭を執っている初老の主人公が、ひとりの女子高校生との出会いによって心を乱していく。奥田瑛二がこの映画監督役に扮し、衰えていく活力に焦りと不安を抱く主人公の心情をやるせなく演じた。加え、映画初出演となる新人の村上由規乃が魔性の女子高校生役を熱演する。