同窓会を舞台に封印した“過去”が暴かれていく―。作・演出は岸田國士戯曲賞を受賞した新進気鋭の蓬莱竜太。井上芳雄、鈴木砂羽ほか実力派キャストが挑む骨太な会話劇。
「モーツァルト!」「組曲虐殺」などで数々の賞を受賞し、ミュージカルやストレートプレーで高い評価を受ける井上芳雄が再びストレートプレーに挑む。共演は舞台、映画、ドラマで活躍し続ける鈴木砂羽や演劇界の重鎮・近藤正臣をはじめ、前田亜季、高橋努、岩瀬亮、有川マコト、小島聖の実力派俳優たち。作・演出は「まほろば」で第53回岸田國士戯曲賞を受賞した蓬莱竜太。蓬莱が描いたのは人間の心理を深く洞察した会話劇。【ストーリー】ある地方の小学校の教室。祝日にもかかわらず教師の菊池(井上芳雄)は、気に掛かる生徒の親に電話をかけていた。菊池は、“良い教師”として地域でも評判の先生だ。そこへ、小学6年生当時の同級生、不知火(高橋努)、坂田(岩瀬亮)、漆原(小島聖)、水本(有川マコト)が続々とやって来る。今日はかつて過ごしたこの教室で同窓会を開くことになっていたのだ。昔話で盛り上がる中クラスの“マドンナ”だった小西(鈴木砂羽)も妹・蘭(前田亜季)に付き添われて到着。実はこの会は、子どもを事故で亡くした小西を励ます目的で学級委員長だった菊池が催したものだった。
和やかに会が進むかと思われたとき、招待した覚えのない人物が教室に入ってくる。暴力教師として生徒から嫌われていた担任の寺井(近藤正臣)だ。不穏な空気が流れる中、遠慮を知らない寺井の物言いも手伝い、次々と封印されていた過去の事実が明らかにされていく。
収録日・収録場所
- 2015年4月16日/東京 パルコ劇場
出演
-
井上芳雄
-
鈴木砂羽
-
前田亜季
-
高橋努
-
岩瀬亮
-
有川マコト
-
小島聖
-
近藤正臣
スタッフ
-
作・演出蓬莱竜太