ドキュメンタリー
ノンフィクションW 早乙女太一 旅立ちのラストショー 〜大衆演劇「劇団朱雀」最後の30日〜

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ノンフィクションW 早乙女太一 旅立ちのラストショー

“百年にひとりの女形”と称される俳優・早乙女太一。新たな一歩を踏み出すため、原点である大衆演劇「劇団朱雀」の解散を決めた。家族ともいえる劇団の解散までの物語。

妖艶な容姿と天才的な舞踏により、“百年にひとりの女形”と称される早乙女太一。大衆演劇界で絶大な人気を誇る一方、今では映画やドラマ、商業演劇からもオファーが絶えない人気俳優だ。そんな彼のホームグラウンドである大衆演劇「劇団朱雀」が、2015年2月末をもって解散した。
大衆演劇に生きる両親のもとに生まれ、生活のために演じ続けてきた女形。嫌気が差したことは一度や二度ではないものの、次第に「女形という表現を世界に発信したい」という夢を抱くようになったのが、早乙女太一が解散を決めた理由だ。そのためにあえて原点を断ち切り、たったひとりで新たな舞台へと旅立つ。しかし強い絆で結ばれている劇団の解散は、簡単に割り切れるものではない…。
番組では「劇団朱雀」解散公演の日々を、千秋楽まで密着。大衆演劇に寄せる早乙女太一の想いを切り取るとともに、家族ともいえる劇団が解散までを過ごす、30日間を追う。

ノンフィクションW 早乙女太一 旅立ちのラストショー

“百年にひとりの女形”と称される俳優・早乙女太一。新たな一歩を踏み出すため、原点である大衆演劇「劇団朱雀」の解散を決めた。家族ともいえる劇団の解散までの物語。

旅役者として全国を回り時代劇や舞踊ショーを披露する大衆演劇。早乙女太一もまた、そんな世界で生きてきたひとりだ。映画やドラマで活躍する傍ら、父親が立ち上げた「劇団朱雀」の看板役者として舞台に立ち続けてきた。
そんな太一が2015年2月末での「劇団朱雀」の解散を決めた。外の世界での仕事が増えるにつれ、新たな舞台での挑戦を望むようになったためだ。そしてその先に見据える、大きな夢。しかしそれは家族ともいえる劇団員たちとの別れをも意味する。
2月、岐阜で始まった解散公演。大衆演劇では毎日のように演目が目まぐるしく変わる。客席の様子を見て、何十ものレパートリーから当日の舞踊を決め、芝居も前日に決めた演目を台本なしで確認して挑む。
連日の舞台と深夜まで及ぶ稽古の日々。解散の実感もわかないまま走り続けたが、いよいよ千秋楽が迫る。長年苦楽をともにしてきた劇団員と、複雑な父との関係。最後の瞬間、旅立つ太一は何を想うのか?
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