ステージ

ジュリアス・シーザー　阿部 寛×藤原竜也×横田栄司×吉田鋼太郎 作・W．シェイクスピア　演出・蜷川幸雄

「ブルータス、お前もか？」のセリフでも有名なシェイクスピアの人気ローマ悲劇。シェイクスピア生誕４５０年にあたる記念の年に蜷川幸雄と豪華な俳優陣が顔をそろえ上演。

蜷川幸雄が芸術監督を務める彩の国さいたま芸術劇場では、1998年以来シェイクスピアの全戯曲上演を目指す「彩の国シェイクスピア・シリーズ」を開催してきた。くしくも、シェイクスピア生誕450年の2014年に、蜷川演出によるシェイクスピアの代表的悲劇「ジュリアス・シーザー」を上演。ドラマチックなストーリーだが、蜷川は「叙情に流された演出をせず、生身の、俳優の演技の力強さで全編を駆け抜けたい」と語る。
そんな蜷川の想いを具現化する俳優陣が豪華。悩みながらもシーザーの暗殺に加わるブルータス役はシェイクスピア劇の神髄を体験できる喜びを感じたという阿部寛。そのシーザーは文学座のベテラン・横田栄司が担当する。また、シーザーの腹心・アントニーには、複雑な内面を持つ役柄ゆえ、この挑戦の成否が俳優人生の未来を左右すると意気込む藤原竜也。蜷川とのタッグで数々の伝説を残してきた藤原はシリーズ初登場となる。昨今、映像作品で大活躍の一方、日本を代表するシェイクスピア俳優の一面を持つ吉田鋼太郎が、シーザー暗殺の発案者・キャシアスを演じる。