FIFA ワールドカップ2014出場国、イラン。全土のサッカーファンが熱狂するアジア最大のダービー“テヘランダービー”。国政に翻弄されながらも続く熱き戦いの歴史
テヘランに本拠地を置く2つのチームが対戦する2014年の“テヘランダービー”を通じイランのサッカー事情を追う。第一次世界大戦後に王朝が成立したイランでは、サッカーが国民の娯楽として成長。赤をシンボルカラーとするペルセポリス(ペルシア帝国時代の都市名)と、青をシンボルカラーにするタージ(王冠)がテヘランに生まれる。だが、1979年にイラン革命が起こり、タージはエステグラル(独立)にチーム名を変更。イラン・イラク戦争時には、テヘランのスタジアムが志願兵の募集会場になるなど時代の波に翻弄される。番組は、ペルセポリスの監督、アリ・ダエイを取材。かつてブンデスリーガでプレイし、国際Aマッチで世界最多得点記録を保持する彼から、チームに対する熱い思いを聞く。また、元ペルセポリス監督、イラン代表監督を歴任し、取材当時Jリーグ・清水エスパルス監督だったアフシン・ゴトビにインタビュー。(2014年)