64年ぶりの自国開催となったFIFA ワールドカップ2014。優勝を手にすべく、ブラジル代表監督に招聘された「フェリポン」のチーム作りとその集大成に密着。
サッカーブラジル代表監督、ルイス・フェリペ・スコラーリ(通称・フェリポン)に密着したスポーツドキュメンタリー。「マラカナンの悲劇」から64年ぶりのFIFA ワールドカップ開催に沸くブラジル。そこでの優勝の使命を受けたフェリポンは世界各国のリーグで活躍する選手の視察から親善試合、代表合宿を通じて選手たちとの絆と信頼関係を深め最終代表メンバー23人の人選を進めていく。2002年の日韓共催大会では、控え選手にいたるまで役割分担を明確化したことで知られるが、2014年の母国開催はどのような戦術を抱いているのか?また、かつてのブラジル代表を知る国民に今の代表はどう映っているのか?国の命運を背負う胸中とともに、選手、コーチへのインタビュー、フェリポンをよく知る関係者への取材を通じ、6度目の優勝に導くため、彼のチーム編成に懸ける想いとブラジル代表監督としての信念を探る。