オンシアター自由劇場が70年代に初演した串田和美の傑作音楽劇。松たか子、松尾スズキら魅力的キャストで禁酒法時代の光と影、夢が交錯する世界を描く。
2014年、25周年を迎えたBunkamuraシアターコクーンの記念公演「もっと泣いてよフラッパー」の22年ぶりの再演をお届けする。同劇場の初代芸術監督である串田和美が1977年に劇団「オンシアター自由劇場」で初演した伝説の作品。同劇場の代表作「上海バンスキング」よりも前に創られた本格音楽劇だ。【ストーリー】1920年代、空想の街・シカゴ。「黒手組」と「銀色ファミリー」というギャングの対立が街を騒がせている。銀色パパ(串田和美)が経営するクラブ・ラ・リベルテはジャズと踊り子や酔っぱらいの嬌声で賑わっている。踊り子になって華やかな舞台に立ちたいと夢を抱くジル(松たか子)は、八百長試合で生計を立てるボクサーのクリンチ・チャーリー(大東駿介)と出会う。同じ街の一角で、ギャングのボス・アスピリン(松尾スズキ)はフラポー嬢(鈴木蘭々)に一目惚れするが、彼女はギャング撲滅を謳う新聞記者ベンジャミン(石丸幹二)の婚約者だった。クラブ・ラ・リベルテのサラ(秋山菜津子)は、アメリカに外遊中のコミ帝国皇太子(片岡亀蔵)のハートをつかみ、それぞれの恋が夢のように交錯する中で、2つのギャングの抗争は激化していく。
収録日・収録場所
- 2014年2月20日/東京 Bunkamuraシアターコクーン
出演
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松たか子
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松尾スズキ
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秋山菜津子
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りょう
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大東駿介
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鈴木蘭々
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串田和美
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片岡亀蔵
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石丸幹二
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他
スタッフ
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作・演出・美術串田和美
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作曲越部信義
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作曲八幡茂
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作曲乾裕樹
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音楽監督・編曲ダージリン(佐橋佳幸/Dr.kyOn)