シェイクスピア四大悲劇のひとつ、「マクベス」。王の暗殺を企てその座を乗っ取ろうとするマクベスを堤真一、マクベス夫人を常盤貴子が演じる。演出は若き天才、長塚圭史。
シェイクスピア4大悲劇のひとつで、人間の暗部に鋭く迫る作品。11世紀のスコットランドを舞台に、主君の暗殺を企て、王の座を乗っ取ろうとするマクベスと、夫の黒い野心を刺激しそそのかす妻、2人の暗躍を軸に、その滅亡までのドラマを描く。【ストーリー】11世紀、スコットランド王・ダンカン(中嶋しゅう)の家臣、マクベス(堤真一)とバンクォー(風間杜夫)は、勝ち戦の帰途、荒野で3人の魔女(三田和代、平田敦子、江口のりこ)と出会う。魔女は2人に、「マクベスはコーダの領主となり、王となる」「バンクォーの息子は将来の王となる」と言い残す。予言は的中し、コーダの領主になったマクベスは、夫人(常盤貴子)にそそのかされ王を暗殺。権力の座につく。バンクォーの息子にまつわる予言が気にかかるマクベスは、妻と相談しないまま刺客を送り込む。だがバンクォーを殺害したものの、息子のフリーアンス(六本木康弘)には逃げられ、不安にさいなまれていく。一方の夫人も良心の呵責から、次第に精神を病んでしまう。マクベスは改めて魔女のもとに向かい、さらなる予言を聞いて安心するが、心の奥に潜む不安を払拭できず、次第に暴君と化していく。やがて反乱軍が立ち上がり、マクベスに軍勢を向ける。
収録日・収録場所
- 2013年12月18日/東京 Bunkamuraシアターコクーン
出演
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堤真一
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常盤貴子
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白井晃
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小松和重
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江口のりこ
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横田栄司
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市川しんぺー
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池谷のぶえ
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平田敦子
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玉置孝匡
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福田転球
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斉藤直樹
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六本木康弘
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縄田雄哉
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松浦俊秀
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井上象策
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伊藤総
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菊地雄人
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山下禎啓
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中嶋しゅう
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三田和代
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風間杜夫
スタッフ
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作ウィリアム・シェイクスピア
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演出長塚圭史