日本映画史に残るヒットシリーズ「仁義なき戦い」の、最初の4作の脚本を担当した故・笠原和夫。彼の日記や、関係者らのインタビューにより、ヒット作の真実が明かされる。
映画「仁義なき戦い」シリーズの最初の4作品の脚本を担当した故・笠原和夫。関係者への取材により、原案となった元ヤクザの手記を独自のストーリーへと再構築。脚本を読んだ監督・深作欣二に「直すところ、一行もありません!」と言わしめたという。笠原眞喜子夫人によると、「本当は後世に残る恋愛映画の脚本を書きたかった」という笠原は、なぜヤクザを主人公にし、そこに濃密な人間ドラマを織り込んだのか?笠原の秘蔵日記に書かれていた戦争体験、7人の母を持つ幼少体験などから、彼が作品に込めた想いをひもとく。眞喜子夫人や、プロデューサーの日下部五朗、助監督を務めた土橋亨、俳優の北大路欣也からの貴重な証言も。また、『新・仁義なき戦い。』(’00)などの脚本を手掛けた高田宏治、笠原和夫に関する著書のある脚本家・荒井晴彦やシリーズ関連の著書のある漫画家の杉作J太郎、日本映画史研究家の春日太一も登場し、作品への想いを語る。
出演
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ナレーション藤原竜也