世界中に数多存在する祭りや儀式、巡礼など”聖なる人々の営み”を集め、それらを”人種・国籍・宗教を超えた、ひとりの人生の物語”として紡いだ珠玉の一大映像抒情詩。
“人は、なぜ祈るのか?”という普遍的なテーマを、ニューヨークを中心とした世界各地40ものカメラクルーの撮影した映像をもとに紡いでいく映像叙情詩を放送する。本作は、WOWOWとアメリカの公共放送網PBSの代表格である放送局WNETとの共同制作で、第29回アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭パノラマ部門へ正式出品したほか、第29回東京国際映画祭でワールドプレミア上映された。宗教的憎悪が世界中でニュースの見出しとしてはびこる今日においてなお、国・地域を問わず人々が人生の大切な節目や危機に接した際、信仰によりどころを求めるのはなぜか?という問いに迫る。
番組は、日本に古くから伝わる、7年で1000日かけて比叡山の峰々などを巡礼する「千日回峰行」から始まる。その後、出産直後の赤ちゃんに祈祷するエジプトの父親の姿、割礼や洗礼といった幼児期の儀礼、ミャンマー、イスラエル、インドでの成人の儀式、結婚、成人期の試練、死にまつわる儀式など、人生の流れに沿い映像が連なる。中にはシエラレオネでエボラ出血熱の流行に端を発した信仰の危機、自らの体に痛みを施すフィリピンの苦行者、米国の終身刑囚に信仰が与える慰めといった、人々が信仰に向き合う瞬間を捉えた映像もある。そして再び現在、過去、未来を巡る意味を持つ「千日回峰行」が、人生を象徴するように映し出され番組は締めくくられていく。
出演
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釜堀浩元(千日回峰行 行者)
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ハキム・イクバール
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キャロリン・ヘス
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エラッド・ヤナ
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タンヴィ・ニンブル
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他
スタッフ
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プロデューサー/監督トーマス・レノン
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エグゼクティブ・プロデューサーウィリアム・ベイカー
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エグゼクティブ・プロデューサージュリー・アンダーソン
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エグゼクティブ・プロデューサー中嶋雷太
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チーフ・プロデューサー内野敦史
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共同プロデューサージェシカ・ウォルフソン
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音楽エドワード・ビロウス
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編集メーヴ・オーボイル
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編集ニック・オーガスト=ペルナ
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担当エグゼクティブスティーブン・セガラー