2013年に結成20周年を迎えた劇団「ナイロン100℃」の、ケラリーノ・サンドロヴィッチの代表作。母の死から家族に亀裂が入りながらも生きていく3人姉妹を描く。
柏木家の3姉妹、長女・立子(犬山イヌコ)、2つ下の次女・艶子(峯村リエ)、さらに3つ下の三女・類子(坂井真紀)は、都心から離れた古びた一軒家で暮らしていた。ある日、小説家の父・伸彦(廣川三憲)と神経質な母・基子(松永玲子)が別居することになり、姉妹は心を痛めることに。数年後、別居していた基子が復縁を望み柏木家に帰ってくる。だが、夫の心が別の女性に移っていることを察し、半狂乱のまま自害してしまう。それから20年、10歳のときに小説が入選し、天才少女ともてはやされた立子は39歳となり、発表する作品はどれも精彩を欠いていた。艶子のみ結婚していたが、家を飛び出した類子は東京で女優となり、連絡が途絶えていた。一方、伸彦は2番目の妻が姿を消してすぐに倒れ、自宅療養の日々。それぞれ悩みや問題を抱える中、伸彦のドキュメンタリー映画を撮るべく、スタッフの滝本(岡田義徳)と大鍋(大倉孝二)がやってくる。
収録日・収録場所
- 2013年7月/東京 本多劇場
出演
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犬山イヌコ
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峯村リエ
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みのすけ
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三宅弘城
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大倉孝二
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松永玲子
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岡田義徳
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坂井真紀
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長谷川朝晴
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他
スタッフ
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作・演出ケラリーノ・サンドロヴィッチ