ドキュメンタリー
ノンフィクションW マン島TTレース 電動バイクで風になれ! チーム「MIRAI」オートバイの「未来形」に挑む

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ノンフィクションW マン島TTレース 電動バイクで風になれ!

世界最大の公道レース・マン島TTの、EVバイク部門に挑戦する岸本ヨシヒロに密着。カバーデザインにレーシングミクを採用したチーム「MIRAI」が優勝を目指す。

マン島TTレース。100年以上の伝統を誇る世界最大の公道レースは、1961年当時はまだ無名だったホンダが優勝、世界的企業への足がかりとしたことでも知られる。この歴史的レースの新部門“EVバイク”に挑む岸本ヨシヒロのチーム「MIRAI」を追う。
岸本は2年前、当時勤めていたEVバイクメーカーからマン島TTに初参戦ながら5位入賞。翌年は妻と2人で独立したチーム「MIRAI」を立ち上げチャレンジするも、無念のリタイアに終わった。
時速200kmで目の前を駆け抜けるEVバイクは、エンジンではなくモーターで走行するため“ヒューン”と独特の音を発するのが特徴だ。バイクに取り付けたカメラからは、まるで“自分が風になって街を駆け抜ける”ような世界が広がり、景色は後方へ吹き飛んでいく。
マン島TTの“EVバイク”部門には、現在3連覇中で、世界的に知られるセグウェイからサポートを受けているチーム「モトシズ」やF1優勝経験を持つチーム「無限」など、次世代の交通ビジネスへの可能性を求め世界各国から強豪がひしめく。
そんな中、スポンサーを探し資金集めに奔走しながら参戦を続けるチーム「MIRAI」は2013年は3度目の挑戦。果たして栄冠を勝ち取ることはできるのか? “風になりたい”という自らの夢をバイクに載せた岸本の熱き闘いに、カメラが密着する。

ノンフィクションW マン島TTレース 電動バイクで風になれ!

世界最大の公道レース・マン島TTの、EVバイク部門に挑戦する岸本ヨシヒロに密着。カバーデザインにレーシングミクを採用したチーム「MIRAI」が優勝を目指す。

モーターサイクルファンの聖地で100年以上続く、世界最大の公道レース「マン島TTレース」。伝統あるレースの新部門「EVバイク」に日本の零細チーム、MIRAIが参戦。チームを率いる岸本ヨシヒロの3度目の挑戦となる2013年は5月31日に大会がスタートする。島を巡る1周約60kmの長いコースは、高低差が400m以上。公道レース故に路面の凹凸もあるためマシンへの負荷は大きく、レースは過酷を極める。
参加バイクは予選を制限時間の45分以内にゴールし、タイムアタック形式で行なわれる決勝を目指す。パワーを出すためにはバッテリー容量を増やさなければならないが、その分車体が重くなりスピードが出なくなる。「パワーと重量のバランスが重要」と岸本は言う。カバーデザインにはレーシングミクを採用し、話題性も狙うチーム「MIRAI」の岸本のバイクが、いまトップチェッカーを目指し走り出す。(2013年)
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