ドキュメンタリー
ノンフィクションW ラストロードショー 名画座が消える日

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ノンフィクションW ラストロードショー 名画座が消える日

2013年3月に閉館した「銀座シネパトス」で最後に上映される映画の制作、公開、そして劇場最後の日を追う。日本映画の火が消えることを知り、ひとりの男が立ち上がる。

昭和のブーム期に生まれた日本の映画館が、今、次々と姿を消している。老朽化した建物が、見直された耐震基準にとても届かず、利益も見込めないためだという。2012年には、東京・銀座の真ん中で半世紀以上にわたり映画ファンを楽しませてきた名画座・銀座シネパトスの閉館が発表された。
その知らせを聞き、ひとりの男が立ち上がる。映画評論家・樋口尚文。学生時代に自主映画を撮った経験のみという樋口は、シネパトスの閉館前の5週にわたって堂々ラストロードショー公開する映画を手作りで製作することを決意。大島渚監督やさまざまな世代の俳優たちが50歳の新人監督の挑戦に賛同し、映画『インターミッション』は完成。だが恩師である大島監督は公開を待たずに急逝してしまう。それでも熱い想いは生き続け、継承されていく。消え行く映画館の灯を絶やさず、昭和のアナーキー精神で闘う映画人たちの逆襲を追う。

ノンフィクションW ラストロードショー 名画座が消える日

2013年3月に閉館した「銀座シネパトス」で最後に上映される映画の制作、公開、そして劇場最後の日を追う。日本映画の火が消えることを知り、ひとりの男が立ち上がる。

多くのファンに支えられてきた名画座・銀座シネパトスの閉館を受け、映画評論家・樋口尚文は劇場のラストロードショーとなる作品の製作を決意する。資金の当てのない挑戦だったが、無名の50歳の新人監督は私費を投じてまで作ろうと考えていた。だがその想いを受け、故大島渚監督をはじめとする映画関係者 や、秋吉久美子、染谷将太、香川京子、竹中直人、佐野史郎といった俳優など、多くの人が作品に賛同することになる。
映画『インターミッション』は、シネパトスを舞台に、映画の休憩時間に様々な人が現われる会話劇。クランクインから感動のクランクアップ、宣伝活動、そしてついに迎える公開日まで密着し、メイキングシーンやオフショットを交え、“名画座の遺作”のために手弁当で駆けつけた彼らの想いに迫る。シネパトス最後の1カ月での上映、劇場に毎日通う樋口監督と支配人の胸に去来するものとは…。
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