スペインサッカー、リーガ・エスパニョーラのクラブ運営を日本人として初めて行なう高橋尚輔。1部昇格と日本人選手の活躍の場を作ることを目指し、挑戦を始めた姿に迫る。
スペインサッカー、リーガ・エスパニョーラのサバデルというクラブの経営に、日本人が関わっている。オーナーとなった坂本圭介(44歳)から実質的な運営を任されたのは、37歳の高橋尚輔。サバデルの1部昇格と、日本人選手が海外で活躍するための足がかりとなること、運営の資金調達を目標に、世界的人気を誇るサッカー漫画「キャプテン翼」の作者・高橋陽一にキャラクターデザインを発注するなど、知名度向上を図っている。2012年9月、サバデルのスタッフが来日し、Jリーグの試合などを観戦した。即戦力として日本人選手にオファーを出すなど、獲得に向け積極的に動き出すが、十分な移籍金を用意できないこともあり交渉は難航。日本企業にこだわり、スポンサー探しに奔走する高橋の挑戦は続く。