創作の場で徹底して完璧主義を貫いた喜劇王チャップリン。奇跡的に残された未公開のNGフィルムから、チャップリンが笑いをいかに追い求めたのか、創作の秘密に迫る。
サイレント映画期に登場するや映画を劇的に変え、数々の傑作を遺したチャールズ・チャップリン。その手法は、数限りない撮り直しを重ねて映画を練り上げていくものだった。膨大なNGフィルムはすべて焼却を指示。しかし、フィルムは廃棄を免れ、現在でも英国映画協会に保管されている。そこには撮影の途中で配役を入れ替え、物語の設定を変更するなど、チャップリンがアイデアを求めて試行錯誤する様子が収められていた。世界を旅してガンジーとも会談したチャップリンは、西欧の植民地支配を風刺する映画の草稿も執筆、映画に社会的なメッセージを込めるようになる。これはアメリカからの事実上の追放につながるが、20年を経て晩年、アカデミー賞特別名誉賞を受賞。そのとき、幻の遺作「フリーク」を構想していた。映画と時代と向き合い続けたチャップリン。NGフィルムと関係者の証言により初めて明かされる、世紀の喜劇王の思いとは…。
出演
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出演クレア・ブルーム(映画「ライムライト」出演)
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出演マイケル・チャップリン(遺族、映画「ニューヨークの王様」出演)
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出演デヴィッド・ロビンソン(チャップリン研究家)
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出演大野裕之(日本チャップリン協会会長)
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ナレーション山寺宏一