体重別の階級制において成立していたボクシング界の常識を打ち破った、マニー・パッキャオ。フィリピンでの生い立ちから現在までの激闘の人生を密着ドキュメントで追う。
パッキャオの伝説は、1998年12月のWBC世界フライ級のタイトル獲得から始まった。その後、階級を上げるとともに次々とボクシング界の常識を打ち破っていき、2010年には史上2人目となる6階級制覇(実質的には10階級制覇)を達成。一方でフィリピンの国会議員としても活動し、治安の悪さや医療の遅れなどを是正すべく、日々活動している。そんな彼が打ち出した伝説の数々を紹介するとともに、ジムでの過酷なトレーニング風景や、ファンへのサインや記念撮影に気軽に応じる素顔などに密着。母親や周囲のスタッフが若き日のパッキャオを語る場面も。2012年6月に喫した7年ぶりの敗戦を経て、いよいよ迎える12月のファン・マヌエル・マルケス戦。ファンが待ちわびるフロイド・メイウェザー戦を含め、キャリア最終章を前にした不世出の天才、パッキャオの今に迫る。