フランスの小さな街、ヴァランシエンヌにある学校シュパンフォコム。開校わずか20年で欧州最高のアニメ教育機関に上り詰めた同校の生徒に密着し、教育法などを探る。
ここ数年、アカデミー賞のアニメーション部門でも作品のノミネートが目立ち、今、急成長を遂げているフランスのアニメ界。それを支えているのが、ベルギーに近い工業都市ヴァランシエンヌにある、CGアニメーションクリエイター養成学校シュパンフォコムだ。1989年、鉱山が閉鎖され失業者があふれていた町に、職業訓練校のひとつとして設立されたシュパンフォコム。創造の才能を認めつつ、集団への適合性も鍛える少人数制のエリート教育は実を結び、卒業生たちは世界最高峰のクリエイターとして『カーズ2』や『アバター』に携わるなど目覚ましい活躍を遂げていく。そして学校の成功は、地域を再び活気づけた。各地から集まり学ぶ生徒たちは、国際コンペティションへの作品出品や、卒業制作に試行錯誤しながら取り組む。希望に満ちた彼らの姿から見える、フランスアニメの未来とは…。
出演
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ナレーター水樹奈々