音楽

エリザベス女王即位60周年記念コンサート

イギリス・バッキンガム宮殿正面広場の特設ステージで行なわれた女王即位６０周年記念コンサート。イギリスのポップミュージック５０年史ともいえるラインナップに注目。

この夏、最大のスポーツの祭典オリンピックが開催されるイギリス。そのビッグイベントを控えた同地で、もうひとつの国家を挙げた一大イベントが開催された。主役は、1952年に27歳で即位し、今年で女王として60周年を迎えた、大英帝国の君主、エリザベス2世。日本からも天皇皇后両陛下が祝典行事に参列するなど、世界中が注目する行事となっているが、音楽界でも“我らがクイーン”を祝福しようと名だたるミュージシャンが集結、女王の公式の誕生日に当たる6月4日に、バッキンガム宮殿正面広場において、スペシャル・コンサート「Queen’s Diamond Jubilee Concert」を行なった。
360度どこからでも観覧可能な円形の特設ステージに上ったのは、ポール・マッカートニー、エルトン・ジョン、シャーリー・バッシー、クリフ・リチャード、トム・ジョーンズ、マッドネスなどイギリスを代表するトップ・アーティストに加え、スティーヴィー・ワンダー、カイリー・ミノーグといった国際色豊かな顔ぶれ。5000組・10000席用意されたチケットが全て無料という事実も、国民すべてが祝う特別なイベントであることを物語っている。