2012年が没後50周年だったマリリン・モンロー。死の直前に行なわれた雑誌インタビューで録音された“最後の肉声”を公開する。彼女の素顔と本当の魅力に迫る。
1962年、アメリカを象徴するスター、マリリン・モンローが36歳で急死した。自殺とも、他殺とも、薬の過剰摂取とも言われる衝撃的な死の2日前に、雑誌「LIFE」はマリリンのインタビューを掲載。その奇跡のラストインタビューを書いた記者が、リチャード・メリーマンさん(85歳)だ。メリーマンさんは50年前のインタビューの音声を大切に保管。そこには、マリリンがリラックスした様子で話す肉声が記録されていた。養護施設で育ち、やがてピンナップガールとして注目されたマリリン。髪をブロンドにし、映画に次々出演するとそのセクシーさで大スターになる。一方で、度重なる離婚やドラッグなどスキャンダルも絶えなかった。マリリンはインタビューで自分の過去や未来について素直に語っていく。「いろんな役をやるつもりよ」「有名でなくなったらどうするかって?どうにか生きていくわ!」。そこには“人間”マリリンの、飾らない姿があった。