岩松了書き下ろしの任侠シリーズ第2弾。堤真一、松雪泰子、小池徹平、風間杜夫のほか、ギター演奏に村治佳織を迎えた超豪華キャストで、アウトローたちの世界を描く。
劇作家・演出家の岩松了が2010年、任侠の世界に生きる男たちの人間模様を濃密に描き、話題を巻き起こした舞台「シダの群れ」。新たなキャストを迎え、裏社会をさらにダイナミックにえぐり出した続編。裏社会の人々の矜持と生きることの悲哀が渾然となり現われる、独特な美しさをたたえた舞台だ。<ストーリー>巨大な抗争を経て、組長が代わったばかりの極道・志波崎(しばざき)組は崩壊寸前の状態になっていた。志波崎組に敵対する増岡(ますおか)組では、矢嶋(やじま)組との間で紛争が勃発。矢嶋組の若者・泊(小池徹平)が独断で組長の増岡(石住昭彦)に奇襲をかけると、矢嶋組の若頭補佐・坂本(堤真一)は事態を収拾するため泊の処分を買って出る。しかし実際には、親のように慕う志波崎組幹部・水野(風間杜夫)に、泊と、坂本の妹でもある泊の恋人・可奈子(倉科カナ)をかくまってもらっていた。一方、以前の抗争で恋人を失ったヤスコ(松雪泰子)は、増岡の愛人になっていた。恨みを胸に秘めたヤスコは、組に出入りする俳優の片目(荒川良々)を使い、男たちを操ろうとする。3つの組の事情と男たちの意地が複雑に絡み合い、事態は悪化。ある沸点に向かっていく…。
収録日・収録場所
- 2012年5月16日/東京 Bunkamuraシアターコクーン
出演
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出演堤真一
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出演松雪泰子
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出演小池徹平
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出演荒川良々
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出演倉科カナ
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出演風間杜夫
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ギター演奏村治佳織
スタッフ
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作・演出岩松了