映画

リアル・スティール

近未来、ロボットが戦うボクシング風格闘技を通じて父子の絆を描いたＳＦスポーツドラマ。Ｓ・スピルバーグとＲ・ゼメキスという２大ヒットメーカーがプロデュースに参加。

R・マシスンの短編小説を下敷きに、「ナイトミュージアム」シリーズのS・レヴィが監督。H・ジャックマン演じる父親とD・ゴヨ演じる息子の物語だが、2人に匹敵する存在感を放つのが格闘競技用ロボットのATOM。ゴミ捨て場に捨てられていたATOMとケントン親子のふれあい、ボクシング公式戦で最大の敵に立ち向かっていくクライマックスには胸が熱くなり、感動せずにはいられない。「ロッキー」をはじめとする名作映画へのオマージュもあり、まさに王道ともいえるストーリーは、老若男女を問わず楽しめる。