1981年に起こった「バルサエース誘拐事件」。日本では知られざる大事件の顛末を追いそこから見える独裁政権後のスペインの社会情勢やバルサに与えた影響に迫る。
ドキュメンタリー
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沈黙のバルサ〜エースストライカー誘拐事件 25日間の記録〜
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1981年に起こった「バルサエース誘拐事件」。日本では知られざる大事件の顛末を追いそこから見える独裁政権後のスペインの社会情勢やバルサに与えた影響に迫る。
リーガ・エスパニョーラを3連覇し、現在世界最強とうたわれるFCバルセロナ。しかし、その絶対的エースのメッシがもしも誘拐されたとしたら…?
今では考えられない事件が、約30年前のスペインで実際に起きた。1981年3月1日、優勝争いを繰り広げるバルサのエース・キニが試合後、何者かに誘拐されたのだ。不安の中でリーグ戦を戦うことになったバルサが見せたサッカーとは?犯人の正体は?そしてキニはどうなったのか?日本ではほとんど知られなかった30年前の大事件。その真実と謎に迫る。
<番組解説>
1981年に発生したFCバルセロナのエース・キニ誘拐事件の、真実を探る。スポルティング・ヒホンで、1部、2部あわせて5度の得点王を獲得したキニは、80-81年シーズンからバルセロナに移籍。優勝を争うチームを牽引してきた。そんな中の3月1日、キニは誘拐される。犯人グループからは多額の身代金の要求だけでなく、「独立意識が強いカタルーニャ地方のチームの優勝は許されない」との声明も。チームメイトらが不安を訴える中、事件は長期化。リーグ戦は続行されることになり…。
当時欧州サッカー界を震撼させた事件を、関係者や、密着していたジャーナリストへのインタビュー、事件の現場取材とともに振り返る。圧倒的なプレーヤーであり、人格者でもあったエースの誘拐が、スペインサッカーとバルセロナに何をもたらしたのか。サッカーとスペイン社会とのつながりもひもといていく。